絹加工のキヌテック株式会社が着物を愛する皆様にお教えする「きものの知識いろいろ」。
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  きものって素敵、いつまでも美しく・楽しく  防虫剤の知識  
  日本の民族衣裳である着物は、絹を素材に、多くの名工の手を通して、永い月日を費やしてできあがります。伝統の気品あふれる優雅な色彩・高度な技法を凝らした鮮やかな美の冴えは、衣の頂点といえます。大切な着物の日々の管理方法についてまとめてみました。  

  防虫剤の知識
  防虫剤の成分
    衣類に使われる防虫剤は次の3種類です。
昇化力(気体になる速度)の高い順、つまり効き目の強い順に並べると、
 ・パラジクロールベンゼン
 ・ナフタリン
 ・樟脳
となります。市販されている防虫剤には芳香やさまざまの商品名が付けられていますが成分はどれも上記3つのいづれかです。
  安易に使わないこと
    防虫剤を入れておけば安心・・・と安易に使っていませんか?
2種類以上を同時に使うと、化学変化をおこして生地にシミができやすくなります。
樟脳・パラジクロールベンゼンは単独でも生地に影響を及ぼすといわれています。
防虫剤は使用しないほうがよいという意見もあります。
  使用時の注意点
    ・2種類以上を同時に使わないこと。
 種類をかえる時は前の残留臭気が消えてからにします。
・きものの上に直接置かないこと。
 紙に包んでタンスのすみ、あるいはとう紙の上に置きます。
・金・銀加工のあるものには使用しない。変色する恐れがあります。
 
 
防虫剤を使うことにより、定期的に風を通し、こまめに点検することが大切です。
最近では上記のいずれかの種類にも属さない高級保存剤がでています。
絹加工製品など和装衣類の簡単シワとり

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